■■基礎から学ぶ 電源・アナログ回路設計<第10回>■■
同相入力電圧-11V~11Vの低オフセット/高CMRR計装アンプ
~CMRR 120dB@DC以上,ゲイン 60dB@DC~
執筆:荒木 邦彌(Kuniya Araki)
●回路の説明
Afig9-1に示すのは,60dB@DCのゲインをもつ,CMRRが120dB以上@DCの計装アンプ
(Instrumentation Amplifier)です.入力特性を左右する入力段に,ゼロ・ドリフト
OPアンプを使い,入力オフセット電圧を10μV以下に抑えています.
一般に計装アンプは,
・平衡入力で同相入力(Afig9-1のV5)に対する除去能力(CMRR)が高い
・ゲイン確度が高い
・入力オフセット電圧が低い
・ノイズ・レベルが低い
などの特徴をもつ,帯域DC~数百kHzの精密アンプです.ゲインは固定ですが,スイッチ
やロジック信号で切り換えることもできます.多くは,A-Dコンバータ前段のシグナル・
コンデショナのフロントエンドに使用されます.
